―――――市政への苦言・提言・賛同―――――

視察受入有料化に思う

　横浜市は市の事業について他の自治体、民間企業、研究者の視察受入を２００６年度から有料化した。以下、このことについて論評したい。

　横浜市は、人口日本一の大都市である。この事実について、市民も市職員も、その意義をよく考えて欲しいと思う。小生の持論はこのことを生かした都市経営が大切であるということである。そのことについての各論は色々あるが、スケール・メリットを生かし他の自治体の模範になるような、日本一に相応しい行動と誇りがまず大切である。

　具体的には、市役所がシンクタンク化することである。そうすると、結果として他の自治体などから視察申込・資料提供依頼を受ける立場になるはずである。そういう成果が有料化に繋がったのであるとすれば、真に喜ばしいことである。

　その一方で、市からの町内会に対する補助金を使っての地方の物見遊山・温泉巡りを研修視察と称して、町内会の役員に随行している以ての外の市職員が存在する。また、役に立つかどうかの目的・効果の検証をすることも無く、議員・職員による国内外の視察旅行が行なわれている。その無意味さが認識されるきっ掛けになれば、これに越したことは無いのだが。