市民からの通報に対する経過報告

教育委員会＝存在の限りない尊大

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　間瀬　辰男

　昔どこかで聞いたような言葉をパロディー化してみたくなるような回答が来ました。教育委員会が「文化財調査報告書」を３１輯（平成９年）以後発行していないということについての疑惑の通報がありました。このことについての教育委員会への照会の回答は「現物がなく、確認できません」の一言でした。如何にも人を食ったような回答と思いませんか。子供騙しも程度が悪すぎます。これでは子供が可愛そうです。

　教育委員会は調査期限を示さないで葬る心算のようです。現在、別の観点から調査を進めています。以下は、教育委員会とのやり取りです。

[照会文]

教育長　殿　　　０７．８．２３

「横浜市文化財調査報告書」は、３１輯が発行された以後発行されていません。

この認識は正しいでしょうか。また、発行されていない理由をお知らせください。

[回答文]

この度は、「市民からの提案」をお寄せいただきありがとうございます。

　ご要望のありました件について、次のとおりお答えします。

　「横浜市文化財調査報告書」は３１輯を発行して以降、現物が無く、確認できません。

　以上のとおりですのでご理解をお願いします。　

　平成１９年９月５日

　横浜市教育委員会事務局　文化財課長　大平　定雄

[再照会文]

教育長殿　　０７．９．６

存在しない理由について尋ねたのに回答では「現物が無いから確認できない」（これは理由にはならない。教育関係者ならこれ位のことは分かるでしょう）ということだけで理由を答えていない。そこで

１　この問題を、理由が分からないまま見過ごしても支障がないということでしょうか。

２　発行の予定が無かった、予算も取っていなかったということなど、ない理由は明確にあると思うが、そのような調査をしたか。

３　当時の担当者に聞取り調査したか。

以上について、明確にイエス・ノーで教えてください。

[再回答文]

ご提案のありました件について、次のとおりお答えします。

　ご指摘の件については、現在調査しております。

　以上のとおりですので、御理解をお願いします。

　平成１９年９年１９日

　横浜市教育委員会事務局　文化財課長　大平　定雄

[再々照会文]

教育長殿　　０７．９．１９

　小生の市民からの提案戸塚１９−２５０２３１の回答を頂戴しましたが、教育委員会は言葉の使い方も知らないということがよく分かりました。そこで、以下の提案をします。

１　回答の末尾にある「ご理解をお願いします」という記述は何を理解しろというのか、文脈を考えても小生には理解できません。この様な表現が日常的に行なわれているとすると、理解力が正常な生徒に混乱を招きます。指導的立場にある者は、相手の立場に立って言葉使いに気を付けなさい。この見解に対する教育委員会の見解をお願いします。

２　「ご指摘の件については、現在調査しております」と木で鼻をくくったような回答ですが、子供の使いではないのですから、調査完了は何日を予定しておりますなど、正常な回答の要件を充たしているかどうか、頭を正常に使っていることが分かる真摯さを垣間見れる回答を書く能力すらないのでしょうか。調査完了予定日および小生への回答予定時期の回答をお願いします。

[再々回答文]

「市民からの提案」をお寄せいただきありがとうございます。

　御提案のありました件について、次のとおりお答えします。

　回答文末尾の文章については、以前に御質問がありました件について現在調査をしており、相当以前にさかのぼる調査案件であり、暫くの時間を要することを御理解いただきたいとのことで記させていただきました。

　従いまして、調査の完了には今しばらくの時間を要するものと考えております。

　以上です。

　平成１９年１０月４日

　横浜市教育委員会事務局　文化財課長　大平　定雄