埋蔵金を取り戻した

教育委員会文化財課不正支出のその後

　　　　　　　間瀬　辰男

　霞ヶ関では、財源不足の補完策として埋蔵金の存否と利用可否が話題になっている。横浜市では教育委員会文化財課で発覚した不正支出金が金融機関の口座で眠っていることが判明していた。古いものは平成元年から存在していたという代物である。問題の発生経緯に起因する、口座名義の実体性の不明確性のために、横浜市への帰属性に問題なしとし難い面があり、その回収手続に手間取っていた。

　小生が情報公開請求により調査したところ、口座残高全額の１２，２２５，３０１円が昨年７月１１日に横浜信用金庫から横浜市に払い込まれていることが確認された（受入済通知書参照）。

　この他に、不正の調査過程で新たに発見された不正流用金４２５，３５５円についても流用職員から２分割で納入されることになっており、内２２５，３０１円は昨年１２月２６日に納入済みで、残りの２００，０００円は本年３月３１日が納入期限となっている。