各区役所地域振興課　御中

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　平成20年7月

自治会関係住民訴訟の判決の送付について

　　　　　　　よこはま市民オンブズマン　　代表幹事　森田　明

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　同　　　　岸根　正次

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　同　　　　阪田　勝彦

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　同　　　　間瀬　辰男

　去る5月28日、よこはま市民オンブズマンが取り組んできた３つの自治会関係の住民訴訟に判決が下されました。　住民による自主的な組織であるべき自治会・町内会及びこれらの連合体と行政との関わり方については、大きな見直しをすべき次期に来ていると思われます。横浜市に置いても、地域活動との協働・支援のあり方検討委員会の「地域活動との協働・支援のあり方に関する提言（平成17年2月）を受けるなどして見直しがされようとしています。

　この一連の裁判は、横浜市の見直し作業が適切にされることを願って、特に問題があると思われる点について司法の判断を求めたものです。

　今般の判決は、結論は全て被告側の敗訴となりましたが、判決の中でこれまでの横浜市の見解の修正を求める指摘も見られます。各区の担当の皆様が、結論だけで市の主張が全て認められたかのような理解をされることなく、判決の趣旨を性格にご理解いただくよう判決文全文を送付するとともに、各判決文のポイントを指摘いたします。私どもは適正な制度の整備及び運用がされることを願っていますが、今後も地方自治法などの趣旨に反する公金の支出があれば、繰り返し住民監査請求、住民訴訟を通じて是正を求めていくことになります。そのようなことの無いよう、判決を十分に理解され、運用に生かしていただくようお願いします。　

　以下に、各訴訟の概要、判決の要点とそれに対するコメントを掲げます。（敬称は略します。又役職は当時のものです）

　なお、来る7月24日18時から県民センター305号室に於いて別紙の通りこの判決をもとに自治会町内会と行政の関わり合いについて検討するシンポジウムを行いますので、ご参加いただければ幸いです。